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気象情報とICTを活用した栽培管理支援システムの運用はじまる

農研機構と(株)ビジョンテックを中心とした研究グループは、予測を含む気象データを利用した水稲、小麦、大豆の栽培管理用の情報システム、「栽培管理支援システム」を開発した。


これにより、冷害・高温障害の早期警戒情報、発育ステージ・病害予測情報、適期管理・施肥量のアドバイスなど17の情報提供を通じて、農業気象災害の軽減、生産の安定、営農の効率化・大規模化に貢献する。

栽培管理支援システム Ver.1.0 トップページ

【概要】

昨今、大規模化や営農の効率化が進むなか、気象データをはじめとする作物に関する情報を迅速に生産者に伝え、的確な判断、対応を支援するための農業情報システムが求められていた。


そこで、農研機構と(株)ビジョンテックを中心とした共同研究グループは、水稲の冷害や高温障害などの農業気象災害の軽減と、急速に進みつつある農業経営の大規模化を支えるための情報提供システムの開発に取り組み、そして、予測を含む約1km×1kmのメッシュ農業気象データを用いて、生産者圃場におけるさまざまな栽培管理支援情報を作成し、ホームページを通じて伝達する「栽培管理支援システム Ver.1.0」を開発した。


栽培管理支援システムVer.1.0は、水稲、小麦、大豆を対象作物とし、17種類の情報を提供する。提供する情報には、高温・低温などについての早期警戒情報と、気象データと作物生育モデル・病害モデルを活用して作成される、栽培管理支援情報がある。


農研機構では、システムの実証と改良を目的とし、栽培管理支援システムを2019年3月13日から2021年3月末まで運用する。研究開発や実証への協力者、機能の試行を目的とする者などに利用者IDを与え、システムの無償利用を認めている。


今後、システムに実装された栽培管理支援情報作成プログラムは、情報コンテンツ単位で、企業の要望に応じて、各企業の独自営農支援ソリューションに組み込むことができるように準備を進める。また、農業データ連携基盤(WAGRI)や企業を通じた有償の情報配信サービスも計画されている。

#農研機構 #WAGRI #高温障害 #気象データ

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