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担い手農業者における外国人技能実習生の受入状況

日本政策金融公庫(略称:日本公庫)農林水産事業は、融資先の担い手農業者を対象に実施した「農業景況調査(平成31年1月調査)」において、外国人技能実習生の受入状況を調査した。


本調査において、担い手農業者の11.1%が外国人技能実習生(以下、実習生)を受け入れていることがわかった。また、今後の実習生の受入希望については、実習生の受入れを「増やしたい」(45.9%)が半数弱を占め、受入れを「減らしたい」(4.6%)を大きく上回った。調査結果のポイントは以下のとおり。


<調査結果のポイント>

◎ 売上規模が大きい経営体ほど実習生を受け入れている傾向(図1〜3)

外国人技能実習生を受け入れているか聞いたところ、「受け入れている」と回答した割合は全体の11.1%となり、「個人」(6.5%)より「法人」(20.6%)、「耕種」(8.4%)より「畜産」(20.2%)の割合が高くなっている。


図1 外国人実習生を受け入れていますか

また、売上規模が大きい経営体ほど実習生を受け入れている傾向にあることもわかる。経営体あたりの実習生の受入人数も「個人」より「法人」で多く、売上規模が大きい経営体ほど多くの実習生を受け入れている傾向がみられた。


図2 (受け入れている方)何人受入をしていますか

今後の実習生の受入れについては、「増やしたい」(45.9%)が「減らしたい」(4.6%)を大きく上回り、実習生の受入れに対して需要が高いことがうかがえる。


図3 今後、外国人技能実習生の受入れはどのようにしたいですか

◎ 実習生受入れの課題は「実習生の日本語の能力」が最多(図4)

実習生を受け入れる際の課題について聞いたところ、「実習生の日本語の能力」(64.3%)が最多となり、実習生を受け入れる担い手農業者は、円滑な意思疎通を重要視していることが伺える。次いで、「宿舎整備」(53.3%)、「技術水準に応じた賃金水準の確保」(34.1%)の順となり、実習生の雇用環境を整えることに課題があることも伺える。


図4 実習生を受け入れる際の課題はなんですか。(複数回答可)

◎ 実習生の国籍はベトナムが最多(図5〜6)

担い手農業者が受け入れている実習生の国籍について聞いたところ、最多が「ベトナム」(38.9%)、次いで「中国」(21.3%)、「フィリピン」(11.2%)、「インドネシア」(7.3%)となった。


図5 受け入れている実習生の国籍は

農業以外の職種も含めた全職種における外国人技能実習生の国籍別の構成(図6)と比べると、中国の割合が低くなっている。


図6 全職種と農業との比較

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