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北海道岩見沢農業高校でスマート農業人材育成事業を実施 ~先端技術、科学的データの活用により水稲の収穫量が改善~

経済産業省北海道経済産業局は、北海道岩見沢農業高校生徒が、同校の水稲圃場にてリモートセンシングを活用した栽培実証を行うスマート農業人材育成事業を、ヤンマーアグリジャパン(株)北海道支社をはじめ関係機関の協力を得て実施した。

【背景】

同局では、北海道の「食」関連産業の稼ぐ力の向上のために、「食の生産性向上」を推進している。


この一環で、IT活用などによる生産技術を取り入れた農業経営人材育成を推進している北海道岩見沢農業高校のスマート農業人材育成の取り組みを、モデル事業として実施した。


本モデル事業は、リモートセンシング技術が普及するなかで、生育状況の解析結果を営農に反映させることを重視し、生徒自らが栽培方法を検討し実証を行うことで、農業のスマート化の推進とコスト感覚に優れた農業経営人材の育成を目指すものである。

【実施概要】

  • 事業期間:平成30年7月~12月

  • 場所:岩見沢農業高校

  • 参加者:岩見沢農業高校農業科学科生徒

  • 主催:経済産業省北海道経済産業局、中小企業基盤整備機構北海道本部

  • 共催:いわみざわ地域ICT(GNSS等)農業利活用研究会

  • 協力:ヤンマーアグリジャパン(株)北海道支社

【取組内容】

ドローンに取りつけた特殊カメラにより岩見沢農業高校の水稲の育成状態をリモートセンシングし、その結果に基づいて、生育偏りの検証と追肥による生育改善の栽培実証を実施。


■ドローンによる圃場撮影

左:生徒が指導を受けながらドローンを操作/右:特殊カメラで、水稲の圃場(6ha)を撮影

■​撮影結果に基づく仮説検討

左:撮影結果。生育の違いが一目瞭然/右:生徒による検討会

■仮説に基づく検証等

左:圃場で観測地点を決め、水温等を測定/右:土壌(窒素量)分析をする生徒

【取組結果】

検証結果に基づき追肥を実施し収穫量の違いを測定した結果、収穫量の改善が確認できた。

取り組みの詳細は以下を参照。

REMOTE SENSING×ヤンマー×岩農(PDF形式/2,701KBKB)

岩見沢市内で行った取組成果報告会

【まとめ】

本事業を通じ、科学的データに基づいた栽培検証において、収穫量の増加等一定の成果があることが実証できた。岩見沢農業高校では、平成31年度も関係機関等との連携により、スマート農業人材育成の取り組みを実施する予定である。

北海道経済産業局は、引き続きスマート農業の促進など、食関連産業の生産性向上に繋がる取り組みを支援していく。


なお、平成31年3月8日(金)に開催される中小企業基盤整備機構北海道本部主催のセミナーは、本事業がきっかけとなり、岩見沢農業高校と関係機関等との連携により開催するもので、同セミナーにおいても、今回の取り組み報告が行われる。

岩見沢の先端農業を知る市民セミナー(中小企業基盤整備機構北海道本部のウェブサイト)

#スマート農業 #ドローン #リモートセンシング #スマート農業人材育成


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